口臭を引き起こす生活や原因は様々ありますが
実際に口臭を起こしているのは雑菌などの臭い物質です。
それぞれに繁殖する場所や理由が異なりますので
対処の方法も変わってきます。
口臭を予防する商品には、具体的に『この物質に対して効果がある』
と表記してあるものもありますから
臭い物質の名前や正体を知っておくことは大切です。
口臭と深いかかわりを持つ物の代表を
いくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
アルコールを摂取すると、体内でエタノールの中間代謝物として
生成されるアセトアルデヒドが更に酢酸へと分解され
臭いの元である、アセトアルデヒドや酢酸が排出されて口臭となります。
アセトアルデヒドは、悪酔いや二日酔いの原因と
言われる物質であり、また、発がん性があるとも言われています。
他にも、シックハウス症候群の原因として問題視されている物質でもあります。
いずれにおいても、アセトアルデヒドは
人体に悪い影響を与える物質だといえます。
体内のアセトアルデヒドは
血液から肺へとたどりつき、口臭の原因となります。
更には皮膚からも臭いが発生し、酸の強い
鼻にツンと突くような体臭となります。
血液に入ったアセトアルデヒドは、一日中存在しているので
その間吐き出す息はアセトアルデヒド臭がしてしまいます。
特にアルコールに弱い人や、体調が悪い時の飲酒は
アセトアルデヒド臭が強くなり、また長く持続してしまいます。
臭いだけでなく、体自体を破壊してしまう可能性がある物質ですから
できるだけ発生させないよう、飲酒方法に気をつけたいものです。
最近では、アルコール分解を助ける飲料なども販売されていますから
そういったものを活用するもの良いでしょう。
口からアセトン臭がする場合は、糖尿病を疑われます。
アセトン臭とは、リンゴが腐ったような、甘酢ぱい臭いで
実際に糖尿病の場合には、尿からも同じような臭いがします。
健康体であれば、アセトンは血液中に存在していますが
代謝に障害があるとアセトンが増加して口臭の原因となります。
糖尿病の他にも、肥満による分解不足などで
アセトン臭がする場合もあります。
アセトンが血液中に増え過ぎると、
『アセトン血性嘔吐症』と呼ばれる病気になる恐れもあります。
高熱や疲労から必要な栄養を摂取できず
吐き気によって体内の水分と糖分が失われて
脱水症状や低血糖に陥ります。
アセトンが増加する原因は、生活習慣によって改善することで
なくすことが出来ますから、日頃から不規則な生活を送っている方は
アセトン臭がしないかチェックしながら、生活の見直しをすると良いでしょう。
メチルシクトペンテノロンは、口腔内に残った食べカスなどを
口の中の細菌が分解することによって発生する、嫌気性ガスの1つです。
砂糖が焦げたような、キャラメルのような臭いで
聞こえは甘く良さそうな臭いに思えますが
実際には強い口臭となってしまいます。
特に入れ歯などで食べカスが残りやすい場合や
歯石や歯垢などの放置によって臭いが発生することが多く
臭いが強くなると卵が腐ったような臭いになります。
口の中をしっかり綺麗にしておけば
多くの場合は臭いを消すことができるので
食べカスが残らないようしっかりブラッシングをし
定期的に歯石や歯垢を取り除くことで予防できます。
揮発性酸は、新陳代謝によってはがれた粘膜上皮や
血球成分などのタンパク質成が分解されて発生する
納豆やチーズのような、発酵した臭いがする物質です。
一方揮発性脂肪酸は、たくあんや奈良漬など
漬物に近い臭いがする物質です。
どちらも舌の汚れによって発生することが多い臭いなので
口の中でも特に舌の様子をしっかりチェックすることが必要です。
舌の上の舌苔が分厚くなっていたり
色が通常と違ったりすると、臭いもきつくなってしまいます。
歯ブラシだけではなく、舌のブラッシングをすることで
かなりの臭いを抑えることができます。
ただし、舌を強く擦りすぎると
舌苔を余計に増やすことに繋がるので
適度な強度で行うことが大切です。
揮発性硫黄化合物は口の中に存在する
雑菌の代謝によって発生する臭い物質です。
メチルメルカプタン、硫化水素、ジメチルサルファイドの
3種類のガスを総称して揮発性硫黄化合物と言います。
メチルメルカプタンは、生臭く、キャベツが腐ったような臭いがします。
硫化水素は、卵が腐ったような臭いで
ジメルサルファイドの臭いは、生ゴミのような臭いだと言われています。
どれも気持ちが悪くなるような臭いばかりですが
原因は新陳代謝ではがれた粘膜や
血液から分離した白血球、歯垢などを
雑菌が分解することによって発生させています。
揮発性硫黄化合物は全体の約60%が舌に作られるので
舌苔を取らなければ臭いはなくなりません。
また、歯周病が進行していると発生しやすいので
生臭い臭いがする場合には
歯周病を疑ったほうがいいかもしれません。
アミン類にはプトレッシンやカダベリンがあり
魚や肉が腐ったときに発生するにおい物質です。
精液の臭い尿の臭い物質でもあり、単体では有毒物質でもあります。
新陳代謝によってはがれた口の中の粘膜上皮
血球成分などのタンパク質成が分解されることによって
臭いが作られています。
つまり、基本的には正常な状態の口から
臭いが自然発生している、生理的口臭に位置づけられます。
これは、ブラッシングなどの日常生活で十分防ぐことができます。
尿に含まれる臭い成分であることから
アンモニア臭と間違う人もいます。
が、アンモニア臭がする場合には、アミン類とは違って
歯周病、ひいては尿毒症、胃潰瘍、肝不全などの可能性を秘めています。
極端なアンモニア臭がする場合は、医師の診察を受けたほうがいいでしょう。
インドールは、新陳代謝によって口の中の粘膜上皮
血球成分などのタンパク質成が分解されることによって発生します。
大便の臭い成分にもインドールが含まれているので
室温では大便臭がします。
しかし、オレンジやジャスミンなど多くの花の香りの成分でもあり
非常に低濃度の場合は花のような香りがします。
実際、香水に使われる天然ジャスミン油は
約2.5%のインドールを含んでおり
合成インドールも香水や香料に使われいます。
そんな不思議なインドールですが
口内で発生する場合は、甘い薬品臭がしてしまいます。
ですが、これは口内を清潔に保っていれば解決できるので
ブラッシングなど、日常生活で十分に予防することができます。
病的な原因ないということは、いくらでも回避することができる
口臭であるということですから、日頃の生活を改善し
口内の環境を整えるよう気を配りましょう。
メタノールは有機溶媒などとして用いられるアルコールの一種で
メチルアルコール 、木精、カルビノール、メチールなどとも呼ばれ
ホルマリンの原料やアルコールランプなどの燃料として広く使われています。
一方エタノールはエチルアルコールとも呼ばれ
酒類の主成分で酒精とも呼ばれます。
数多くあるアルコール類の中でも
最も身近に使われる物質の1つで
殺菌・消毒などに使われています。
新陳代謝によって口の中ではがれた粘膜上皮
血球成分などのタンパク質成が分解されることによって発生し
酒臭い、甘酸っぱい口臭となります。
病的な理由で発生する臭いではないので
口の中を衛生的に保てば、その臭いも消すことができます。
疲れが溜まっていたり、体調が悪い場合に発生することも多いので
体調管理に気をつけることで防ぐこともできます。
メタノールやエタノールは過度の飲酒によって発生する場合が多いので
前日に飲みすぎてしまった場合には、メタノールやエタノールの口臭が発生してしまいます。
アルコール依存症の場合には
慢性的にメタノールやエタノール臭が漂い
すぐにそれとわかります。
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